なんとなくネットを見て
気になって読んでみた。
あっさりと株熱再燃。
さっそく小型株を探してますよ!

231217mindmap



……本当?

以前読んだバリュー株との
違いは何か?
読み返す必要があると思うけど
ポイントはタイトルどおり小型集中。

小型株って考えはわかる。
小さいほうが成長率高そうだし
少ない元手で買えそうだし。
問題は集中投資。
ザキヤマ派の僕としては
おいそれと信じるわけにいかない。

けど気になるのも事実。
分散投資すると
せっかくの大当たりも薄まるよねー、
安全のため仕方ないかなー、
という常にあったモヤモヤを
攻められた気分だ。

たとえば旧ザキヤマ式は
日本株と日本以外株の投資信託を
半々で持つ考え方だった。
せっかく日本以外株が好調でも
たいてい日本株が低調だったので
常にモヤってた。

現ザキヤマ式は全世界株だから
今はもうそんなことないけど、
あの残念さは記憶に残っている。

反面、分散のお陰で助かった面もある。
日本以外株よりもっと好調だったのは
アメリカ株だ。
それだけ持っていれば最強説もあった。
でもその後で低調になったとか。

どうやら元手の額で
戦略を変える必要があるっぽい。
言われてみればそうだ。
生活をかけて多額のお金を動かすなら
安全策を取る必要がある。
でも趣味で少額から始めるなら
冒険もできる。

たとえば僕が仕事として
株をやっていたとする。
集中投資して2割を失ったらキツイ。
年収がそんなに減ったら
生活が激変するだろう。

でも趣味で10万円投資なら
2割でも2万円。
僕の4か月分のお小遣いだけど
これくらいなら失敗談で済む。
上手くいけば1億円。
だとしたら十分アリな冒険だ。


山菜の目

ということで早速条件に合う
小型株を探している。
探しているんだけど、
この本の真骨頂はそこではないと思う。
常にアンテナを高くして
日常を過ごすことっぽい。

面白いCMや気になった行列などから
小型株を見つけるとか。
例として出てきた銘柄は
たしかに当時誰もが目にしたり
聞いたりしていたものだ。

最近だとビズリーチとか
どうだったんだろうね。
CMもガンガンやってて
印象的だったし、
実際に転職した知り合いが使ってた。

ってことは、当時の僕が
そういう見方をしていれば、
当たりを引けた可能性がある。
残念ながらその発想は皆無だった。

これは山菜の目みたいな話だ。
山菜のおいしさを知らなければ
素通りするけど、
知ってたら気になる、みたいな。

その昔妻の実家のそばで
山菜取りをした経験を思い出す。
最初は全然見つけられなかったが
コツをつかむと面白いように
見つけられるようになる。
帰りの新幹線で法面のタラの芽が
目についてしょうがなかった。

脳トレにも似ている。
専用の課題に取り組む練習的脳トレが、
パソコンの前に座って銘柄を探す
スクリーニングに相当しそう。
日常の課題に取り組む実践的脳トレは
アンテナを高くする方って方だよね。

後者の目があれば
いつか当たりを引ける?
でもアンテナを高く保つには
スクリーニング的なことをして
そっち方向に意識を向ける努力も
必要な気がする。

あと実際にやってみることだよね。
バリュー株の時は頑張って探して
デモトレードしたけど、
値動きがあんまりなかったから
そのうち飽きて忘れた。

同じパターンを避けるには
実際にお金を使って、
毎日値動きをチェックするのが
良いと見た。
お金を使うからには
しっかり調べますよ。

面白くてためになる。
さらにはひょっとしたら
お金持ちになれかもしれない。
夢が広がリングな本です。

……実はすでに著者の本を
他に五冊買ってたりして。
抽象的なアドラー心理学から
現実的な株へ。
我ながら振れ幅大きすぎ。




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