だいたい前回見たような話が多い。
もちろん目新しいこともあるんだけど、
それが見落としなのか
本当に新しい記述なのかがわからない
悲しいアラフィフ読書のサガ。
復習、と見せかけて
コロナショックの実例
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復習するだけでも十分価値あり。
前著を読んでから時間が経ってないけど一回読んだだけで
頭に入っていない部分を補完できる。
あー、こんなこと前読んだなー、
とか思いつつも
やっぱり不十分なところが多かった。
どのくらい株価が上昇するかの
ざっくり予想はやったけど
いつまでにの期限は甘かった。
上がったら、下がったら、
変わらなかったら、の想定も
かなり漠然としていた。
そのあたりを復習できるのが
ありがたい。
などと思いながら読み、
チャートの話で軽くショック。
その昔バイナリーオプションをやり
その後FXに手を出した経験から
多少は知っているつもりだった。
……でも全然初心者以前でした。
何で移動平均線を三本も引くのか
特に気にしていなかったのだが
そういうことだったのか。
青信号、黄色信号、赤信号、
って感じの話みたい。
すでに前著を参考にして
株を買っている。
シグナル的な考えが頭に入っていたら
もうちょっと明確に、
かつ簡便にスクリーニングできたかも。
ということで
この本の嬉しいポイントのひとつは
チャートの読み方だと思う。
……みんな知ってるのかもだけど。
コロナショックの実例
もうひとつの面白ポイントは実例。
ある銘柄に注目する例は以前もあった。
今回は暴落時の対処法について
詳しく書かれており参考になる。
コロナショックの時に僕はどうしたか。
何もできなかったのですよ。
当時はまだ投資信託を始めて
一年経っていないころ。
直前まで順調に増えていたので
チョロいなって思っていた記憶がある。
中国がヤバい病気になっているらしい、
というニュースは入ってきたけど
まさに対岸の火事だった。
それがあっという間に燃え広がり
結局投資信託の総額は
三分の二くらいになってしまった。
その間も僕はハラをくくって
積立を続けていた。
おそらくこれもひとつの方法だろう。
動じることなく、淡々と
同じことを続ける。
結果としてその後増えたし。
でも考えて実行したのではなく、
他に手を知らなかった、
他に何もできなかった、ってのが事実。
本来であればいくつかの方法の中から
意志を持って選択するべきだろう。
この本の中には
暴落時にどういう選択肢があって
結果著者はどうしたかが書いてある。
これがとても参考になる。
コロナショックが過ぎ去った
今となっては話は簡単。
こうすれば良かったんだよね、
ってのを後だしジャンケン的に言える。
じゃあ自分だ当事者だったら?
次に似たようなことがあったら?
自信を持って出した決断でも
実行に移すだけの勇気はある?
かなり怪しくて
僕はオロオロするだけな気がする。
こういうのは自分でやってみて
経験を積むしかないと思ってる。
もちろん前回を参考にして
上手くいくとは限らないけど、
ただ流されるだけよりずっといい。
脳トレにもなるしー。
などと色々考えさせられた。
面白くてためになる
とても良い本でした。
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